春野菜・山菜

2016年04月28日

たけのこ、ツタンカーメンのえんどう豆、夏みかんをそれぞれ違う方からいただきました。
旬ではなくても、キュウリやナスなど多くの野菜を一年中食すことができますが、やはり旬のものを食べるとおいしさは格別です。
まして、人様が「どうぞ」とくださったものだから、その気持ちが嬉しくて、おいしさが倍増します。
たけのこは、酢味噌あえと煮物、ツタンカーメンは豆ごはん、夏みかんはヨーグルトデザートにしていただきました。
春は、わらび、ぜんまい、ふきなど、あく抜きの必要な手間暇かかる山菜が多いけれど、独特の風味に舌鼓です。

 

「君がため春の野に出で若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ」(光孝天皇)【あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。】
「明日よりは春菜摘まむと標めし野に 昨日も今日も雪は降りつつ」(山部赤人)【明日こそ春菜を採ろうと思うのに、昨日も今日も雪が降って積もってしまい、中々採ることができない。】
寒さの残る春の野原で、セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、フキノトウなどを摘んでいるのですね。
縄文・弥生の時代から、人々が食べていた数々の山菜や野草の中のほんの一部になるけれど、変わらない食文化が続いています。

読書感想文

2016年04月27日

中学・高校と、夏休みの宿題には読書感想文の宿題が必ずありました。
作文と同じように文章を書きますが、読書感想文を書く前提には、必ず本を読むことがあります。
かつては、本を読んで、感動したり、疑問に感じたり、共感したりの箇所に、所有している本なら線を引いたり、ページ上部を三角折にしたりして、感想文を書くときに、もう一度考えられるよう目印をつけていました。
この方法は、時が経って再読したときに、目印があるためにかえって読みにくく、その時の感じ方と、時を経た感じ方では、歳を重ねるに比例して、それなりに考え方も変化しているものだから、本に引かれた線が余計な汚れに見えたりします。
今は、付箋(ふせん)という便利な紙があるので重宝しています。
「多読術」著作者の松岡正剛さんは、鉛筆でも赤ボールペンでも、読みながら印をつけていく、マーキングすることを勧められています。
マーキングすると、読みに徹することができる、再読するときにやたらにスピードがあがるという2点の効用を述べられています。
これは、本をノートとみなし、すでに書き込みがしてあるノートを読みながら編集する、リデザインすることが、「マーキング読書法」の愉快なところだとおっしゃっています。
説得力がありますが、本をきれいにしておきたい気持ちが勝るので、活用に至っておりません。
読書感想文を書くと、反発や共感、同情や羨望、疑問や新しい気付きなど、何をどう感じたのか、自分の考えが目に見える形になります。
書くことで考えが深まります。人生観や世界観が広がっていくのではないでしょうか。

 

松岡正剛著の「多読術」は、冒頭から多読・少読・広読・狭読・粗読・精読・食読などの様々な読書方法の熟語が出てくるし、読書遍歴が始まった理由や、編集工学、キーブック、鳥の目と足の目など、多読をされている著者だからこその豊富な知識から繰り出される言葉に引き込まれ、一気に読み上げられる実に楽しい本です。一度、松岡さんの仕事場の5,6万冊ほどの蔵書を拝見したいものです。

作文

2016年04月25日

作文を書くことが好きですか?
小学校や中学校の国語の授業で、あるいは宿題で「作文」を幾度となく書いてきたことと思います。
小学校低学年の子どもたちが書いている、「先生、あのね。」から始まる作文集を見ると、かわいらしくて、頬が緩んでしまいます。最近では、就職試験でも作文が出されるところが増えてきているようです。

 

作文は自分の経験や体験を、主観的な文章にして表します。
作文のテーマが決まったら、まずは、それに関して知っていることや、関係がありそうなことを、頭の中からありったけ絞り出して、メモ書きをします。
次に、書きたいことと書けそうにないことを分けて、書く事柄を決めます。
その次に、書く事柄の順番を決めて、骨組みを構成します。
それから、寒い冬に衣服を何枚も重ね着した人のように、書きたい事柄をふくらませて具体的に書いていきます。
自分の意見や感想も述べます。

 

私はこれまでどんな題名の作文を書いてきたのか、とうの昔に忘却の彼方ですが、1つだけ覚えている作文があります。
それは「メダカ」です。自分で考えた題名ではなく、高校生だった国語の授業で、先生が私に指定した題名でした。私にとっては突飛な題名でした。何を書いて、原稿用紙に文字を埋めようかしらと考え始めた自分自身が今でも見えます。

 

書いた作文を読んでくれる相手が、友達、先生、あるいは就職試験を受けた会社の方であったりと色々なケースがあると思います。相手に合わせた言葉で表すと、自分の伝えたいことを理解してもらいやすくなります。言葉を多く知っていると、文を作りやすくなります。言葉を知るには読書が最良の方法です。表現方法も学ぶ事ができます。学んだことは作文で実践します。繰り返し書いていると、書くことに慣れてきます。
読む力(読書)と書く力(作文)は「やじろべい」のようですね。

絵本

2016年04月23日

私が大好きな本に「真夜中の図書館」(谷山浩子著)というのがあります。
1つめは谷山さんの文章、2つめはイラストレーターさんたちの挿絵、3つ目は童話や児童文学作家、小説家、作品についての簡潔な紹介、そしてそれら3つのものが緊密に結びついている三位一体感に夢中にさせられてしまいます。
帯に書かれている、「眠れない夜、心の扉を開いて、あなたの中の子どもに会いにいきませんか。」のキャッチコピーにいざなわれてしまいました。
私の中の子どもが読んだ絵本で、記憶が最も古いのは「六人のごうけつ」です。
私が幼稚園児だったころ、親が購入してくれていたものだと思います。
「キンダーブック」と言っていた気がします。
遥か遠くのものでもよく見える凄腕の猟師が、狙いを定めて鉄砲をかまえている絵が表紙だったと記憶しています。
当時の私は、どんな読後感を抱いたのでしょうか。この本が、グリム童話であったことも知りませんでした。今ならどんなふうに感じるのでしょうか。何十年かぶりに読んでみたいと希求しています。

童話

2016年04月21日

五台山展望台1階にある「雑貨ギャラリー PANORAMA」では、海外の絵本がたくさん展示、販売されています。
つい手に取って読みたくなるような心憎い絵本配置につられて、文庫本サイズほどの「Hansel and Gretel(ヘンゼルとグレーテル)」を、なつかしさも手伝ってめくってみました。
1973年に出版されたものでした。43年も前になります。
子どもの頃読んだのと同じで、継母によって森に捨てられたヘンゼルとグレーテルが、自分たちを煮て食べようとした魔女をやっつけて、魔女の宝を持ち帰り、継母はいなくなっていて、父親と3人で仲良く幸せに暮らすという内容でした。

 

グリム童話、アンデルセン童話、イソップ童話、ペローの童話、日本昔話、世界昔話などを、大人が読み聞かせてくれたり、自分で読んだりすることで、「言葉」を知るだけでなく、善悪の判断や因果応報、世の中の不条理や理不尽さも併せて知ってきました。
「大人もぞっとする初版グリム童話」は大人になって読んだのですが、確かに残酷で後味の悪いものでした。
飢饉で命が脅かされる当時の時代背景がこのような民間伝承を生んだのでしょう。
グリム兄弟が、幼年児童の情操に良くないと批判され、原点に忠実な話から、内容に変更を加えて現在知られているようなものになった過程に納得します。

 

矛盾がいっぱいありながらも、想像力が掻き立てられる童話を子どもの頃に読んで、子どもの頃に比すると知識が増え、消化力も高まった大人になって、民間伝承の原点に近い「大人もぞっとする初版グリム童話」を読んだことは、順番として良かったなと感じます。

熊本地震

2016年04月19日

4月14日から、熊本・大分で激震が相次いでいます。
亡くなった方や行方不明の方、たくさんの犠牲者が出ています。
今日も何度か地震速報がテロップで流れています。震度1以上の揺れを600回以上観測しているとのことです。
いつになれば揺れなくなるのだろうと、もどかしい思いです。
「不足する救援物資、仕分け・配送を担当する人手の不足、停電、水不足」などの不安な情報が目や耳に入ります。
被災した若者たちがおにぎりを握り、ごみを片づけ、何十回も水運びに往復し、助け合って避難所生活をしている姿をテレビで見ました。
「日本」は地震の国なのだと、災害が起きるたびに思い起こします。
地震活動が一刻も早く終息して、復旧が進むことを祈ります。

牧野植物園

2016年04月17日

五台山へ行きました。
朱色のつつじがとても鮮やかで、松の木々では「ゲーキョ・ゲーキョ・ジー」とハルゼミが鳴いていました。
昨夜の雨のおかげで、一段と瑞々しい草木の緑の中を散策できました。
この時期の緑は本当に柔らかい。黄緑、萌黄、若草色、何種類もの緑を味わいながら、太陽の光と共に歩くことは、心が洗われる心地良さでした。

 

牧野植物園では、「すみれ・たんぽぽ展」が開催されていました。
たんぽぽは、1つの頭花に120~200個の小花(しょうか)があること、今まで花びらだと思っていた一枚一枚が、一つ一つの花だったとは、驚きでした。
すみれもたんぽぽも身近な花だけど、初めて知ることがたくさんあって、新しい気づきに乾杯!とルンルン気分でした。
中でも、2015年に実施したタンポポ調査で、文字通り山のように積んであった、市民の皆さんから送られてきたタンポポ調査用紙、それを分析して作成した高知県内の市町村別分布マップは、見てすぐにわかるように立体的に提示してあり、興味をひかれるものでした。
すみれ種類トップは香美市で24種類、タンポポ種類トップは大豊町と梼原町で8種類とのことでした。
できるだけたくさんのデータを集めて、そこから一つの結果を導いています。
ロジカルシンキングの手法の一つの帰納法が使われているのだなと感じました。

 

暑すぎもせず寒すぎもしない。こんな日は、自然の中に身を置くと気持ちが良いです。
「春の野に菫つみにと来(こ)し我そ野をなつかしみ一夜寝にける」【春の野原にスミレを摘みにきたのだが、野辺の美しさに心ひかれて、ここでつい一夜を明かしてしまったなぁ。】(万葉集)と詠んだ、1200年以上も前に生きた山部赤人は、牧野植物園でも一夜を明かすことだろうなあと思いを馳せたことでした。

ブレインストーミング(Brainstorming)

2016年04月15日

一枚の紙と一本の鉛筆で、頭の中で考えていることを書き出して、自分の目で見ることができるのがブレインストーミングです。
1938年頃、アメリカの広告代理店副社長のアレックス・オズボーンによって開発された思考の技術です。
複数の人が力を合わせて、課題や議題に対するアイデアをとにかくたくさん出して、最終的によりよい解決策を得ようとする、創造的思考方法です。
これを、自身の思考を深める技術として実践します。自身が抱えている問題、宿題の作文、ゴールデンウィークの過ごし方など、なんでもテーマになり得ます。
頭に浮かぶ言葉を全て書き出していきます。自由奔放に、質より量で書いていきます。

 

書き出すのには理由があります。
一つ目は、時間が経って見直しても何をどう考えていたのか、明確にわかるということです。記憶力に優れている人でも、何日か後で考えた時、取りこぼすことなく全てを覚えている訳ではありません。水の上に浮かぶ泡のようなもので、意識から消えてしまうものが必ずあります。
二つ目は、自分の考えを鳥のように全体を俯瞰して客観的に見ることができることです。不思議なことに全然関連性がないと思っていた言葉と言葉が密接につながることがあります。
三つ目は、視覚化されているので、自分の考えを相手と共有しやすくなるということです。それは、相手の意見も聞くことができて、お互いの意見の結合や改良ができ、新たな問題解決の方法が生み出されやすいということです。

 

ブレインストーミングをして、脳の引き出しにしまっている知識を整理してみませんか?

2016年04月13日

息を呑むほどの美しさの桜を今年も堪能できました。
今日の雨で、明日はまた一段と葉桜になっていることでしょう。
「願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃」【「願いが叶うのであれば、満月の(陰暦2月15日)頃、春の満開の桜の下で死にたいものだ」】と詠んだ西行法師の一首が、ふと浮かびます。
命あるものは必ず終わりもあります。この世に生まれた瞬間から、死に向かって時は過ぎています。
「生」の5画目の「一」は、「死」の1画目の「一」と共有状態なのだなと思います。
無事に過ごせる毎日に感謝です。
桜に限らず、草木が萌える春は、前に進むエネルギーをくれます。

マンガ

2016年04月11日

活字を読むのも好きですが、マンガを読むことも、子どもの頃から大好きでした。
マンガを読むことは読書と言えるのでしょうか。
広辞苑によると、読書とは「書物を読むこと」となっています。では書物とは何でしょう。書物とは「文字や図画などを書き、または印刷して1冊に綴じたもの。本。書籍。図書。転籍」となっています。
それなら、多少のニュアンスの違いを感じはしますが、マンガを読むことも読書、と私なりに判断しました。
文字だけの本に比べ、マンガ本は、文字と絵とダブルで作者のメーセッジを受け取ることができます。
マンガの中には、私にとって、過激で不快になるようなものもあります。
読後感は重くても心に残るもの、新しい気づきをもたらせてくれるもの、共有・共感できるもの、文句なしにほんわかとさせてくれるものなどを好んで読んでいます。
少年、少女、スポーツ、ファンタジー、SF、推理などなど、種類を問わずに読んで自分が幸せな気分になれるマンガがいいですね。

読書

2016年04月10日

私が子どもの頃は、テレビゲームも携帯電話もなく、読書は手っ取り早い娯楽でした。
小学校・中学校・高校と、授業は土曜日がお昼まで、日曜日は終日休みだったので、翌朝の起床時間を気にせず読書ができる土曜日の夜は、至福の時間でした。
これまで読んだ本の中には、その本を手にしている時の、咲いている花や木々、図書室や教室、友達との会話、家族の姿など、当時の周りの風景、季節の匂いまでも呼び起こさせるものがあります。
しばし私は、今より若い自分に対面し、喜怒哀楽を伴ったなつかしさに包まれます。
本の中に自分を投影し、想像をふくらませ、思い存分遊びました。本から受けた影響は多々ありますし、今の私を構成している一部分にもなっていると思います。

 

さて、『読書』には3種類あります。「楽しみとしての読書」、「教養としての読書」、「学習としての読書」です。
「楽しみとしての読書」は、自分が興味のある分野を楽しんで読みます。
「教養としての読書」は、本から得た知識を咀嚼して自分のものにするという工程を通ります。
「学習としての読書」は、学校の教科書を読むことです。教科書ではさまざまな学習言語に出会います。日常生活の中で自然に体得していく生活言語とは違い、学習活動や授業で習得する学習言語は、より深い思考を必要とし、一般常識の裾野を広げます。

 

読書は「考える力」の土壌となる言葉を増やし、語彙力や表現力を養います。
一つの単語を説明するのにも、より多くの言葉を知っていると、言い換えや別の言葉で、相手に自分の意見を分かりやすく伝えることができます。幅広く読むことで多様な視点を持つことができ、多角的な物の見方や考え方ができるようになります。コミュニケーションにおいての意思疎通の範囲が広がります。また、幅広い知識や情報を得ることで、視野が広がり世界観も広がります。

読書は、自分で考えて自分の意見を持つための、考える力・深い思考力を身に付けるための、最初の大切なツールです。

Become an innovator!(革新者たれ!)

2016年04月6日

innovator(イノベーター)って何? と思われる方もいらっしゃることでしょう。
innovator(イノベーター)はイノベーション(innovation)を起こす人、Innovative(イノベーティブ)な考えを持つ人のことです。
新聞やテレビコマーシャルなどでもイノベーションという言葉は見聞きされたことがあると思います。
イノベーションとは、平たく言えば、新しいものを創造するということです。人とは違った視点で物事をみつめ、アイデアを出し、物事に新たな価値を生み出し、それが実社会に役立つものや仕組みになって活用されるということだと、私なりに定義しています。
イノベーティブな考えとは、革新的な創造力に富んだ考えです。

 

アップルのスティーブ・ジョブ、アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス、スカイプのニクラス・ゼンストローム、スターバックスのハワード・シュルツ・・・などなど、世界的に有名なイノベーターの方々がいらっしゃいます。
私たちのすぐ近くにもたくさんのイノベーターがいらっしゃると思います。
たとえば、苺大福を創作した方や、冷蔵庫の残り物で新しい夕飯のおかずを創りだす方など。
好奇心を持ち、多くの視点から物事を眺め、探究心を持ち続けることができたら、イノベーターになれること間違いなしと考えます。

 

少子高齢化の先進県、グローバル化社会の波が押し寄せている高知県で必要とされている人材は、県内の新規採用職員や社員たちへの入社式でのトップが訓示された、「創造性と誠意を持って、新しい時代を切り開く新しい施策を自ら考え、実行していく・・・」、「積極的に自己啓発を行い、学ぶ姿勢を失わない・・・」などからも、過去の成功体験や正解のある問いに取り組む力だけではなく、時代の革新者たる人材を求めていることが明らかです。

 

HOTS教育が描く人物像、それが「時代の革新者」(イノベーター)です。
Become  an  innovator ! 

HOTS って何?

2016年04月5日

「HOTS」は「Higher Order Thinking Skills」の略です。
日本語では、上位思考スキル(高次思考技術)と訳しています。

 

ブルーム博士は「思考の6段階モデル」で、「知識」→「理解」→「応用」→「分析」→「総合」→「評価」と階層を分けています。
「知識」「理解」「応用」が下位思考(低次思考)「Lower Order Thinking Skills」(LOTS)、「分析」「総合」「評価」が上位思考「Higher Order Thinking Skills」(HOTS)とされています。(「応用」は上位思考との考えの研究者もいらっしゃいます)

上位思考は、下位思考の積み重ねができていないと成り立たないものです。それ故、下位思考・上位思考の概念は思考の優劣を示すものではなく、思考のステージを理解するためのものとして捉えています。
上位思考は、「問い」や物事に対して、より複雑な判断や批判的思考と能動的な関わりを必要とします。

 

当塾の名前『HOTS STUDY HOUSE 高知』には、『上位思考「HOTS」の学び舎』という意味が込められています。

「タキソノミー理論」について考える

2016年04月3日

当塾では、『ブルームのタキソノミー理論』を基本として、指導プログラムを組み立てています。
まずは、皆様にその理論をご紹介いたします。

 

アメリカの教育学者、ベンジャミン・ブルーム博士が、「教育目標の分類学:認知領域」(TAXONOMY OF EDUCATIONAL OBJECTIVES Cognitive and Affective Domains)で、「思考」は、「知識を想起すること」から始まり、「分析や総合を生かして新たなものの価値を判断する」という複雑なものへ伸長、発達していくという6階層の思考スキルを1956年に発表しました。

知識→理解→応用→分析→総合→評価 の6階層が、認知領域におけるブルームのタキソノミーです。
「知識」:(知る、暗記する、想起する)→ 「理解」:(わかる)→ 応用:(知識を実際の物事に当てはめて使用する)→ 分析:(物事を部分に分けたり区別したりする)→ 総合:(分析した部分を組み合わせて新たな物を生み出す)→評価:(分析や総合を生かして新たなものの価値を判断する)

 

現在は2016年ですから、ブルーム博士の分類学が作成されてから、60年の歳月が流れています。
世の中の変化は勿論ですが、専門家の日々の研究も進み、ブルーム博士の分類には問題があると、2000年には、ブルーム博士の生徒だったアンダーソン博士とその同僚たちが、ブルーム博士の改訂版タキソノミーを発表しました。
改訂版では、記憶→理解→応用→分析→評価→創造 の6階層になっています。
その後もガニエ教授やロバート・マルザーノ上級研究員が新しいタキソノミーを提示しています。

 

どの分類にも完璧はなく、長所・短所はあることでしょうが、大切なのは、自分が「正解のない問い」を持った時、どのようなプロセスで思考を深めていくのか、その思考法を持っているということになると考えます。
オリジナル・ブルーム・タキソノミーをベースに、「思考」を下位から上位へと伸長させ、「自分で考えて、自分の意見を持ち、それを人に伝える力」を身につけたいものです。

 

興味のある方は、下記のような本もありますので、ご一読いただければと思います。
・「学習評価ハンドブック 上」 B.S.ブルーム他(著) 渋谷憲一他(訳)  第一法規出版
・「学習評価ハンドブック 下」 B.S.ブルーム他(著) 渋谷憲一他(訳)  第一法規出版
・「すべての子どもにたしかな学力を」 B.S.ブルーム他(著) 稲葉宏雄他(訳) 明治出版 

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HOTS STUDY HOUSE 高知 オープン

2016年04月1日

皆さん、はじめまして。
「HOTS STUDY HOUSE 高知」をオープンいたしました。
このブログでは、日常での出来事や、HOTS教育に関連する様々な話題・テーマについての見方・考え方を紹介していきます。
その紹介を通して、HOTS教育についての読者の皆様の理解が深まるように 努力していきます。
今回はブログ開始のご挨拶のみです。
それでは、次回からの投稿をお読みください。

HOTS STUDY HOUSE 高知 代表 高橋 美穂
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