ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)

2016年06月28日

プランターに植えた大葉が、見事に食べられています。
虫が寄り付きにくいからと植えた、マリーゴールドやバジルでさえ、食べられてしまっています。
1~2cmほどのショウリョウバッタが2匹、ちょこんと芝の上にいます。黄緑色の保護色をしています。
幼虫なのに、この食欲です。芝生の間に生えている雑草と、プランターに植えている草花との区別がつくはずもなく、今年もまた、たくさんの草花が食べつくされそうです。
私の都合で雑草と分類した草も、私の好みで植えた草花も、ショウリョウバッタにとっては、同じ価値です。

 

金子みすゞさんの「大漁」という詩がよぎります。

    朝焼小焼だ
    大漁だ
    大羽鰮(いわし)の
    大漁だ。

    浜は祭りの
    ようだけど
    海のなかでは
    何萬(まん)の
    鰮のとむらい
    するだろう。

相手の立場に立つと違うものが見えるものですね。
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体系的・継続的なスキルトレーニング

2016年06月19日

「読み取る力」「伝える力」などの学習技術は、体系的・継続的なトレーニングの上に築かれます。
学校で学んだ知識は一度身につけてもテストが過ぎれば「忘却の彼方に」といったケースもありますが、技術は一度身につけると失うことはありません。
鉄棒の逆上がり、自転車や車の運転、スケートや水泳などの技術を想像してください。歳を追うごとに忘れ、失うのではなく、一度身につけた技術は更に向上する可能性を秘めています。

 

「読み取る力」「伝える力」を学年相応に基礎的・集中的トレーニングが実践されているアメリカの事例(表1)をご覧ください。
大学での学びに向けたカリキュラム、スキルトレーニングが、小学低学年より高校卒業まで途切れることなく組まれています。
アメリカでは、「読み取る力」「伝える力」は知識として学ぶものではなく、技術としてトレーニングをするものであると捉えています。
尚、下の表で紹介されている「ショーアンドテル」とは、子どもが自宅から好きなものを持ってきて、クラスの皆の前で、それを見せながら説明することです。自分の好きなものを相手によく知ってもらうために、伝えたいことをまとめ、人前でわかりやすく話すといった力が身につく学習活動です。
アメリカの学校でのスキルトレーニング

鳩時計

2016年06月13日

我が家に、30年以上時を刻んでくれている鳩時計があります。
今日はやけに時間が経つのがゆっくりしているなあと感じていました。
そして、一日が長~く使えて得した気分になっていました。
それにしても、と別の時計を見て驚きました。
実際は2時間以上が過ぎているのに、鳩時計は1時間ほどしか過ぎていなかったのです。

 

私の好きな漫画、アニメに「ARIA」という作品があります。
ARIA の舞台となる「惑星アクア」の自転周期は約24時間、公転周期はマンホーム(地球)の約2倍の24か月です。
私たちの1年は12か月ですが、アクアの1年は24か月です。
今日の我が家の鳩時計は、アクア時間になっていました。
アクア体験ができて、やはりお得な1日でした。
しかし、1日24時間に変わりはないので、乾電池を交換した後は、今日中にしておきたいことを完遂するべく、倍速で動くはめになりました。

レトリック(Rhetoric) 

2016年06月6日

レトリックは、紀元前5世紀半ば頃、シチリア島のシラクーサで誕生したと言われています。
民主制を樹立したシラクーサの人々は、僭主に強奪された権利や私有財産を取り戻すために数多くの民事訴訟を起こしました。
僭主の長期にわたる占有で、所有権を示す「文書」や「証拠資料」はほとんどなく、裁判では「説得力」のある議論をする人が有利でした。
そこで、人を説得するための技術が必要とされ、話し言葉による発話の技術であるレトリックが誕生したのです。
「弁論術」と呼ばれるものです。
レトリックは、ギリシャへ、ギリシャがローマに制圧されるとローマ圏へと広がり隆盛を極めました。
科学が発達してくると、人々の考えは、科学が真実に近づく方法だとの考えになってきて、文を彩る(文彩)レトリックは軽んじられてきました。科学者が示す方が、説得力があるからです。科学の実験は、誰が再試行しても同じ結果を得ることができて、信頼に値し信用もされるからです。
レトリックは、言葉を有効に使って、うまく美しく表現する修辞的説得だけではありません。
仮説や命題が真である理由を明らかにする論証的説得もあります。
文彩(修辞)と議論法(論証)です。
文彩には比喩、議論法には演繹法や帰納法があります。これらを活用すると、自分の考えを相手にわかりやすく説明するために効果的で、説得力を持って伝えることができます。
レトリックを実践して、言語表現の幅を広げていきましょう。

学習技術

2016年06月5日

学ぶために、そして、学習行動をしていく中で獲得するスキルが学習技術です。
自分がどういった種類の学びをしたいかで、必要とされる学習技術は変わってきます。
答えのある「問い」に取り組む場合と、答えのない「問い」に取り組む場合では、違った学習技術が必要です。
学びの目的を設定すること、その目的を遂行するために必要な学習技術を知ること、そして学習技術を自分のものにすることが、学びを探求するのに役立ちます。

 

日本では、日本の大学入試制度に合わせた学習技術を身につけてきました。おもに、正確に速く正解を出す学習技術です。「記憶して再生する力」です。2020年度からの大学入試制度では、「思考力」も、併せて問われるものに変わろうとしています。これは、大学入学後、自分で問いを立て、答えを導くために、自ら学問に主体的に取り組む力を身につけているかどうかを見極めるためだからです。
「記憶して再生する力」に加えて「考える力」を学びの目的として設定することが大切です。

 

新たに設定した目的を遂行するためには、従来の学習技術だけでは不十分です。
「考える力」を培う学習技術が必要になります。それには、「分析力」「評価力」「創造力」が不可欠です。
クリティカルシンキングやクリエイティブシンキングなどの思考スキルの修練が中軸となります。
物事を分類して整理する、分類したものを組み合わせて新たなものを生み出す、そして新たなものの価値を判断する力が、「考える力」を養うために必要な学習技術だと知ることです。

 

学習技術を自分のものにするには、これまでも度々ブログで取り上げてきましたが、トレーニングを積むことです。
学習技術を知識としてとどめるのではなく、反復して数こなし、経験値をあげていきます。
「継続は力なり」(Practice makes perfect)の名言が示すように、トレーニングを続けることで、学習技術は向上します。

 

フィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍には、練習拠点、コーチや振付師の存在が欠かせないように、学習技術の獲得にも、環境や指導者の果たす役割は多大です。
自分に必要な学習技術を獲得して、学びを探求しましょう。

面接

2016年06月4日

入学や就職試験での面接には、どのような心構え、準備をして臨めば良い結果が得られるのでしょうか。
自分自身を知ること、問答のトレーニングを数こなしておくこと、身だしなみを整えておくことが、面接成功への鍵となります。

 

まず、自分自身を知ることですが、面接本番までに時間の猶予があります。
志願理由書(ブログ5/22)でも記したように、自分自身を見つめ、周囲の意見も聞いて、自分がどういった人間であるかの自己分析をやり遂げておきます。
そうすることで、面接官のどんな質問にも、自分の言葉で答えることができるからです。
面接の模範解答にふりまわされないようにしましょう。
金太郎飴のような一律のものではなく、多様な人材を求めているので、正直に自分を表現しましょう。
面接官は、自分自身を知っている人を求めています。

 

次に、問答のトレーニングを数こなしておくことです。
質問を想定して練習しておきます。
本番までに、何度も練習をして、会話のキャッチボールができるようにしておきましょう。
単語ではなく、文で言葉のやり取りができるようにしておきましょう。
トレーニングを通じて、面接に臨む気持ちを準備万端にします。そうすれば、勢いもつきます。
それが、本番での自信につながっていきます。

 

最後に、身だしなみを整えておきます。
面接での第一印象は、合否の大切な判断材料です。
服装、髪型、姿勢など、だれでも確実に準備できる、常識的なことはきちんとしておきます。

 

備えあれば患いなしです。準備する時間があります。志願理由書を書き上げ、自分なりの言葉で表現できるよう、トレーニングを繰り返して面接に臨み、悔いが残らないものにしましょう。

プレゼンテーション

2016年06月3日

プレゼンテーションとは、聞き手に対して企画や情報を提示、提案して伝える技術です。
プレゼンテーションが成功するか否かは、内容と提示方法で決まります。
内容に価値があり、聞き手にメリットが生じるようなものを準備します。
内容に関しては、これまで幾度も述べてきましたが、ブレインストーミング、クリティカルシンキング、クリエイティブシンキングなどの思考スキルを活用すると、中味のしっかりしたものが作成できます。
それを聞き手に対してどのように伝えるかが重要です。
プレゼンテーションを成功に導く秘訣は、聞き手の立場に立つこと、聞き手の理解度を読み取ること、トレーニングを積んでおくことです。

 

聞き手の立場に立つとは、聞き手が理解しやすい範囲で準備をすることです。
つまり、情報をあれもこれもと、詰め込みすぎないことです。
多くの情報があると、焦点がぼけてしまい、プレゼンテーションが効果的に働きません。
制限時間内で伝えられる、聞き手にとって、価値があり、喜びを感じられる提示を考えます。

 

聞き手の理解度を読み取ることは、自分(プレゼンテーター)から聞き手、聞き手から自分の双方向性を持っているプレゼンテーションだからこそ、できることです。
聞き手は目の前にいるので、表情を見ることができます。
うなずいたり、首を傾げたりする聞き手の反応を見ながら、理解度を読み取ります。
言葉を言い換えて、納得してもらうようにわかりやすく説明します。
プロジェクターやレーザーポイント、小道具など、聞き手が理解しやすくするために使用します。
聞き手の理解度を読み取ることは、プレゼンテーションを上手に運ぶための一策です。

 

トレーニングを積むことで、プレゼンテーション能力が上達します。
楽器の演奏、スポーツ、自動車の運転などと同様に、練習を繰り返すことで技術が向上するのです。
アメリカでは、自分の意見を述べ、情報を伝える力のトレーニングとして、幼稚園から小学校低学年の間はショウ&テルを、それからプレゼンテーションを、発達段階に応じて、繰り返し学習しています。
人前で話すことに慣れ、どのような構成でプレゼンテーションを行えばよいのか、小さい時から回数をこなしてトレーニングしているのです。
その蓄積がプレゼンテーション能力に反映します。

 

テレビのコマーシャルや通販番組も、プレゼンテーションです。
視聴者の反応をリアルタイムで見ることができない一方通行のプレゼンテーションです。
一方通行、双方向性のいずれの場合も、プレゼンテーションは、伝える中味と伝え方で、首尾よくいくか、いかないかが決まります。
トレーニングを積んで、経験を増やし、プレゼンテーションの能力や技術を高めましょう。
聞き手が興味を持つような、聞き手の立場に立った、そして、内容が聞き手に理解されるようなプレゼンテーションを行うよう心がけましょう。

企画提案書

2016年06月1日

企画提案書は、主に、社会に出てから属する組織で要求されるスキルです。
どのような手順を踏めば、相手に響くものが提案できるのでしょうか。
相手の求めているものが何かを理解する、企画のメリットをわかりやすく説明する、その企画の実現可能性を示すことです。

 

まず、相手がどのような意図をもって、企画提案書を作成するように指示したかを推察します。
背景を見つめ、趣旨を正確に読み取ります。
企画提案書を出す相手の立場に立って考えるのです。
相手の求めているものが何かを理解します。

 

次に、企画提案書を採用することにより、生み出される新たな価値や魅力について書きます。
文字だけでなく、パワーポイント、画像などの利用は、視覚的にも相手の理解に、効果的に作用します。
どのようなメリットがあるかを、わかりやすく説明します。

 

最後は、その企画提案によるメリットの実現可能性を示します。業務の効率化、商品開発、社員旅行の企画など、事柄により、企画提案書の様式も構成も変わりますが、いずれも、目的は企画提案の採用と実現です。

 

ブレインストーミング、クリティカルシンキングなどの思考法を活用して、相手が望んでいる、相手に響く企画提案書を作成しましょう。