HOTS News Letter

2017年08月9日

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tashiro meikei

茗溪学園中学校高等学校は筑波研究学園 都市にある準寮制学校です。東京高等師範 学校から筑波大学に続く同窓会茗渓会が設 立した教育実験校で、国際バカロレアDP 認定校、スーパーサイエンスハイスクール、 スーパーグローバルハイスクールアソシエ イトなど多くの認定を得ている帰国生比率 6分の1という学校です。 2020年から始まる大学入試改革への対策を意識する学校が多 いようですが、日本の教育の問題点はそのようなレベルではあ りません。記憶量の多寡や現実離れした設定の「応用問題」へ の解答ゲームへの正解率を問う教育では、これからの国境もリ アルとサイバーの境もなくなる世の中で力強く人間味あふれた 生き方ができる若者を育てることはできません。ひとつ一つの 知識やできごとに、自分はどう考えるのか、どう思うのかを自 問し、答えを認識し、言葉で表現する。様々な方法で伝え、意 見交換し、自分の考えを修正し、それをまた言語化していく。 このような学習の仕方、習慣がどうしても必要です。 この表現した自分の考えを評価してもらう中で自信は生まれ、 新しい世の中でも勇気をもって飛び出していけるのです。本校 が今年度から導入した国際バカロレアIB はまさにこの教育ス タイルを全科目、全教育実践に及ぼしています。日本はとても 優れた教育システムを持っていますが、この部分が欠けていま す。IBはこれまでは英語・フランス語・スペイン語でしか学ぶ ことができませんでした。国内でこの教育を実施するとなると 多くの外国人教師に頼るしかありませんでした。しかし現在、 このIBDP の内容の3分の2以上を日本語で学ぶことができま す。これにより、本校でも、日本の教育に欠けた部分を補う指 導力を身に着けた教師たちが育ち始めています。 本校の中学生は3年前から松本輝彦先生の日本語エッ セイの指導を受けています。本校でのエッセイ講座は、 2020 年からの大学入試改革、IBDP への準備対策だけではなく、 全校生の「考え、表現する力」を伸ばす、新しい教育を目指し たものです。 これまでの本校でのエッセイ指導で、生徒たちは明らかに自 分の考えを持ち、言語化し表現する力、何よりも考える習慣が 身についています。これは未来に生きる子どもたちへの何より のプレゼントです。 お子様へのエッセイ指導を強くお薦めいたします 。


  matsumoto hots本日の「HOTS 夏休み作文教室2017」へ のご参加、ありがとうございました。 今日の作文教室では、午前・午後併せて、 200 名を超す児童生徒・保護者にご参加い ただき、1 時間半という短い時間でしたが、 子ども一人ひとりが「自分自身で考え・書く」 というプロセスを初めて経験しました。 お子様が今日経験した、考えたことを「書く」「発表する」方 法でアウトプットする教育が、これからの日本の教育の目標と なっています。2020 年からの大学入試改革、大学入試でのAO 入試の急激な広がり、文部科学省による国際バカロレア(IB) 教育への積極的な動き。新学習要領の審議の進みなど、アウト プット型への教育の変革の例は挙げればきりがありません。 しかし、教育改革の提案は結構ですが、学校教育の現状は? 今の中学3 年生が、2020 年に初めて受験する、現在の大学セ ンター試験に代わる「大学入学共通テスト」( 仮称)のモデル 試験を現在の大学1 年生600 人が受験した結果が、この5 月に 発表されました。それによると、国語で出題された記述式問題 の平均正答率が33%、その中の1問の正解率は、なんと3%! 皆さんのお子様が身につけることを要求される「考え、表現す る力(教育改革の目標)」は、現在の学校教育で身につかないこ とは、この大学生の受験結果からも明らかです。その大学生た ちと同じ教育・指導を、お子さんが受けつづけたとしたら? 今日の「作文教室」の反応・感想はどんなものだったか、ぜひ、 お子さんと話し合ってみてください。これまでの学校や塾での 受験を目指しての勉強では経験できなかったお話しが、お子さ んの口からお聞きになれると信じます。その、お子さんが体験 し身につけられた「考えをアウトプットするスキル」を、さら に伸ばしていくことの大切さを、お考え下さい。そして、この プロセスを、今後も継続してトレーニングする機会をお子さん に与えられることを、強くお勧めします。 私たちHOTS教育センターは、この激動の時代で生きていか なければならないお子様に、学校教育では十分に得られない、 アウトプット型の教育を提供しています。高知のお子様には、 「HOTS Study House 高知」での指導、さらに「HOTS オンラ イン教室」での個別指導を通して、学習の機会を提供していま す。詳細は、当センターのHP: eHOTS.jp をご参照ください。 最後になりましたが、「HOTS 夏休み作文教室2017」へのご 参加に心から感謝いたします。ありがとうございました。

「第2回夏休み作文教室」実施報告

2017年08月7日

8月5日(土)、高知県民文化ホール・第6多目的室において「第2回夏休み作文教室」を開催しました。
午前、午後併せて200名近いご参加をいただきました。
第1部の、「今からの子どもに求められる書く技術」のセミナーでは、2020年度から大学入試が変わることや、大学入学共通テストの記述式モデル問題の正答率が33%であったことなど、これからますます「書く力」の習得が求められていく話がされました。
第2部の作文指導では、「わたしの好きなマンガ・アニメ」でエッセイを、保護者にも書いていただきました。
ブレインストーミングでアイデアを出し、アウトラインでアイデアを整理して3つの理由と、それらの説明を簡潔にアウトラインで表し、最後に完成された文章で仕上げます。
好きなマンガ・アニメに、「ドラえもん」を選ぶ生徒さんが多かったですが、アイデア、視点はまさに十人十色、「みんな違ってみんないい」でした。
「文豪スレイドックス」「ウィード」「僕のヒーローアカデミア」「ちはやふる」「こっち向いて!みい子」「小公女セーラ」「ミニオンズ」「トムとジェリー」「鋼の錬金術師」「名探偵コナン」「カーズ」などなど、たくさんの作品について各自が書いたことをお子様たちに発表してもらいました。

・あまり作文が好きではなくて、どうやって書いたらいいか分からなかったけど、今日は分かりやすかったからよかった。
・ブレインストーミングを使って、エッセイの書き方を知ることができた。
・むずかしかったけど、楽しかった。
・いろんな人の意見が知れたから良かった。
・みんながどう思っているのかわかったからよかった。
と、それぞれに、感じたことをアンケートに書いてくれました。
アンケート用紙最後に「この授業が、あなたの作文・小論文を書く時の助けになることを願います。」との一文を添えていましたが、これに対し、「もちろんです。役立てます。天才になります。」と書いてくれた生徒さんがいて、思わず笑みがこぼれ、心がほんわかしました。
ああ、この屈託のなさが、素直さが、豊かな発想力を形成するのに役立つのだろうなと感じたことでした。
ご参加ありがとうございました。
ご参加された皆さまに、少しでも有益な時間を提供できたのであれば幸いです。
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