IB教育にHOTSは必須
2016年07月29日
HOTS教育センターの皆様へ
私は、ESN研究会(English Study Network Institute)の総合代表をしております久保 敦と申します。現在は、京都の宇治市にあります立命館宇治中学校・高等学校に勤務しております。
ESN研究会では、様々な研究テーマを各地の特任研究員が中心となって全国の教員ネットワークの構築と各分野でのファシリテーターの育成を目指し、セミナーや研究会の実施や講師の派遣などを行っております。
研究のテーマは、英語教育におけるCT(Critical Thinking)の研究、IB教育の研究、日本語TOK(Theory of Knowledge)の研究、ICT教育の研究、21世紀型の教育スキルの研究、英作文添削事業(Writing Evaluation System)などを実践しています。
これらのすべての根底には、子供達がこれからの社会で生きていくために必要なスキルの指導や教材の開発が大切です。その代表的な力とは、次の3つです。
(1)「答えのない問いに対する議論する力」
(2)「日英の批判的な思考能力」
(3)「論理的な文章を書く力」
これらの力は、IB教育が求めている力とも言えます。文科省が2020年までにIB校を全国に200校の開校を目指していることからもその重要性は明確です。また、同年に新センター試験が導入予定されています。IB教育も記述式筆記試験にもその基本であるEssay Writingの訓練が必要となります。
自分の考えを相手に伝える方法としてWritingを書くには、まず基礎的なCTスキルの習得が必要です。そして、そのスキルを更に伸ばすには、松本輝彦先生が提唱しているHOTS (Higher Order Thinking Skills) 「高次思考能力」が必須となります。
是非、ESN研究会のHPをご覧頂ければ幸いです。全国の教員が一丸となって手を取り合い、様々な企業とのコラボにより次世代に対応できる人材の育成に努めております。
ESN研究会 http://es-network.org/
総合代表 久保 敦 (立命館宇治中学校・高等学校)
関東代表 高瀬 聡伸 (十文字中学・高等学校)
関西代表 吉川 大二朗(京都女子中学校・高等学校)