学校でのHOTS指導

学校でのHOTS指導

2016年07月3日

学校でのHOTS指導

HOTS教育を通して「考える力」を伸ばすのに最も適しているのは、中学生・高校生の年齢段階です。エッセイ教育の実践が最も重要な時期です。

子どもの言語能力(話す・聞く・読む・書く)の発達のステップから考えて、欧米の学校で行われているように、自分の意見を伝える文章(エッセイ)の基礎練習(指導)を始めるのは、小学校中学年(3・4年)くらいが適しています。そして、その表現スキルを活用して「考える力」を最も伸ばせるのが、中学生・高校生の発達段階です。中学・高校での教科の学習と並行して、エッセイの練習を続けていくことにより、よりレベルの高い思考力を身につけ、より内容の豊かな文章を書けるようになります。

学校で文章を書く指導は、国語の中の単元で扱われています。そのため、国語の授業で指導が、もっとも導入しやすいと思われます。しかし、学校で学習する科目や時間数は、文部科学省の指導要領で細かく決められており、その教科・科目の学習基準を満たすために、学校の時間割はほぼいっぱいです。週5日、毎日6時限(コマ)、1週間で30コマの授業時間割の中に、新しい科目としてエッセイを入れるなど、学校現場に新しい学習内容としてエッセイを導入するのは、ほとんど不可能に近いの現状のようです。

そんな中、HOTS教育の必要性・重要性を理解して、当センターのカリキュラムを導入している学校が、以下の2校です。

 明徳義塾中学・高等学校 (高知県須崎市)

茗溪学園中学校高等学校(茨城県つくば市)