ノンフィクションの本を読む

ノンフィクションの本を読む

2016年07月23日

ノンフィクションの本を読む

 

本の種類には、大きく分けて「フィクション」と「ノンフィクション」があります。「フィクション」とは「作者の想像力によって作り上げられた物語や小説」のことで、それ以外の内容の作品ことを「ノンフィクション」と、一般的に呼ばれています。

フィクション

子ども達は、文字が読めるようになって、絵本から始めて、物語や小説の本をたくさん読んでいます。このフィクションの読書を通して、文や文章の読み方(読解力)・読書の楽しみ・読書習慣、さらに本の内容からの知識、物語を読んた想像力などのさまざまな能力を身に付けて行きます。これらの能力は、それ以降の子どもの成長・学習に大きな役割を果たします。

ここで、フィクションの本の読み方について少し考えてみましょう。物語や小説は、「話の筋・流れ」が大切です。本の最初から最後までを読み通さなければ、その物語のストーリーが理解できず、そのおもしろさもじゅうぶん分かりません。シャーロック・ホームズの推理小説の最後の2・3ページだけ読んでも、ホームズが事件を解決していく方法や考え方を楽しむことはできなのです。このように、フィクションを楽しむためには、本の最初から最後までを読むことが大切です。

 

ノンフィクション

ノンフィクションにも、探検や歴史の記録など、読んで楽しい本が多くあります。しかし、フィクションよりも、ノンフィクションには情報や知識が豊富に含まれています。

読書指導の必要性で述べたように、「知識を広げる」、さらに読書のスキルを習得させるために、ノンフィクションの図書を読書指導では中心に選んでいます。

しかし、子どもたちの「物語のほうが楽しい」という声も取り入れて、読書指導では全体の8割程度はノンフィクションを選んでいます。