プレゼンテーション

2016年06月3日

プレゼンテーションとは、聞き手に対して企画や情報を提示、提案して伝える技術です。
プレゼンテーションが成功するか否かは、内容と提示方法で決まります。
内容に価値があり、聞き手にメリットが生じるようなものを準備します。
内容に関しては、これまで幾度も述べてきましたが、ブレインストーミング、クリティカルシンキング、クリエイティブシンキングなどの思考スキルを活用すると、中味のしっかりしたものが作成できます。
それを聞き手に対してどのように伝えるかが重要です。
プレゼンテーションを成功に導く秘訣は、聞き手の立場に立つこと、聞き手の理解度を読み取ること、トレーニングを積んでおくことです。

 

聞き手の立場に立つとは、聞き手が理解しやすい範囲で準備をすることです。
つまり、情報をあれもこれもと、詰め込みすぎないことです。
多くの情報があると、焦点がぼけてしまい、プレゼンテーションが効果的に働きません。
制限時間内で伝えられる、聞き手にとって、価値があり、喜びを感じられる提示を考えます。

 

聞き手の理解度を読み取ることは、自分(プレゼンテーター)から聞き手、聞き手から自分の双方向性を持っているプレゼンテーションだからこそ、できることです。
聞き手は目の前にいるので、表情を見ることができます。
うなずいたり、首を傾げたりする聞き手の反応を見ながら、理解度を読み取ります。
言葉を言い換えて、納得してもらうようにわかりやすく説明します。
プロジェクターやレーザーポイント、小道具など、聞き手が理解しやすくするために使用します。
聞き手の理解度を読み取ることは、プレゼンテーションを上手に運ぶための一策です。

 

トレーニングを積むことで、プレゼンテーション能力が上達します。
楽器の演奏、スポーツ、自動車の運転などと同様に、練習を繰り返すことで技術が向上するのです。
アメリカでは、自分の意見を述べ、情報を伝える力のトレーニングとして、幼稚園から小学校低学年の間はショウ&テルを、それからプレゼンテーションを、発達段階に応じて、繰り返し学習しています。
人前で話すことに慣れ、どのような構成でプレゼンテーションを行えばよいのか、小さい時から回数をこなしてトレーニングしているのです。
その蓄積がプレゼンテーション能力に反映します。

 

テレビのコマーシャルや通販番組も、プレゼンテーションです。
視聴者の反応をリアルタイムで見ることができない一方通行のプレゼンテーションです。
一方通行、双方向性のいずれの場合も、プレゼンテーションは、伝える中味と伝え方で、首尾よくいくか、いかないかが決まります。
トレーニングを積んで、経験を増やし、プレゼンテーションの能力や技術を高めましょう。
聞き手が興味を持つような、聞き手の立場に立った、そして、内容が聞き手に理解されるようなプレゼンテーションを行うよう心がけましょう。

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