HOTS教育・エッセイ指導を推薦します

2017年08月10日

kubo sensei

私は、ESN研究会(English Study Network Institute)の総合代表をしております久保敦と申します。現在は、京都の宇治市にあります立命館宇治中学校・高等学校に勤務しております。

ESN研究会では、様々な研究テーマを各地の特任研究員が中心となって全国の教員ネットワークの構築と各分野でのファシリテーターの育成を目指し、セミナーや研究会の実施や講師の派遣などを行っております。

研究のテーマは、英語教育におけるCT(Critical Thinking)の研究、IB教育の研究、日本語TOK(Theory of Knowledge)の研究、ICT教育の研究、21世紀型の教育スキルの研究、英作文添削事業(Writing Evaluation System)などを実践しています。

これらのすべての根底には、子供達がこれからの社会で生きていくために必要なスキルの指導や教材の開発が大切です。その代表的な力とは、次の3つです。

(1)「答えのない問いに対する議論する力」

(2)「日英の批判的な思考能力」

(3)「論理的な文章を書く力」

これらの力は、IB教育が求めている力とも言えます。文科省が2020年までにIB校を全国に200校の開校を目指していることからもその重要性は明確です。また、同年に新センター試験が導入予定されています。IB教育も記述式筆記試験にもその基本であるEssay Writingの訓練が必要となります。

自分の考えを相手に伝える方法としてWritingを書くには、まず基礎的なCTスキルの習得が必要です。そして、そのスキルを更に伸ばすには、松本輝彦先生が提唱しているHOTS (Higher Order Thinking Skills) 「高次思考能力」が必須となります。

是非、ESN研究会のHPをご覧頂ければ幸いです。全国の教員が一丸となって手を取り合い、様々な企業とのコラボにより次世代に対応できる人材の育成に努めております。

ESN研究会 http://es-network.org/
総合代表 久保 敦   (立命館宇治中学校・高等学校
関東代表 高瀬 聡伸 (十文字中学・高等学校)
関西代表 吉川 大二朗(京都女子中学校・高等学校)

 
  tashiro meikei

茗溪学園中学校高等学校は筑波研究学園 都市にある準寮制学校です。東京高等師範 学校から筑波大学に続く同窓会茗渓会が設 立した教育実験校で、国際バカロレアDP 認定校、スーパーサイエンスハイスクール、 スーパーグローバルハイスクールアソシエ イトなど多くの認定を得ている帰国生比率 6分の1という学校です。 2020年から始まる大学入試改革への対策を意識する学校が多 いようですが、日本の教育の問題点はそのようなレベルではあ りません。記憶量の多寡や現実離れした設定の「応用問題」へ の解答ゲームへの正解率を問う教育では、これからの国境もリ アルとサイバーの境もなくなる世の中で力強く人間味あふれた 生き方ができる若者を育てることはできません。ひとつ一つの 知識やできごとに、自分はどう考えるのか、どう思うのかを自 問し、答えを認識し、言葉で表現する。様々な方法で伝え、意 見交換し、自分の考えを修正し、それをまた言語化していく。 このような学習の仕方、習慣がどうしても必要です。 この表現した自分の考えを評価してもらう中で自信は生まれ、 新しい世の中でも勇気をもって飛び出していけるのです。本校 が今年度から導入した国際バカロレアIB はまさにこの教育ス タイルを全科目、全教育実践に及ぼしています。日本はとても 優れた教育システムを持っていますが、この部分が欠けていま す。IBはこれまでは英語・フランス語・スペイン語でしか学ぶ ことができませんでした。国内でこの教育を実施するとなると 多くの外国人教師に頼るしかありませんでした。しかし現在、 このIBDP の内容の3分の2以上を日本語で学ぶことができま す。これにより、本校でも、日本の教育に欠けた部分を補う指 導力を身に着けた教師たちが育ち始めています。 本校の中学生は3年前から松本輝彦先生の日本語エッ セイの指導を受けています。本校でのエッセイ講座は、 2020 年からの大学入試改革、IBDP への準備対策だけではなく、 全校生の「考え、表現する力」を伸ばす、新しい教育を目指し たものです。 これまでの本校でのエッセイ指導で、生徒たちは明らかに自 分の考えを持ち、言語化し表現する力、何よりも考える習慣が 身についています。これは未来に生きる子どもたちへの何より のプレゼントです。 お子様へのエッセイ指導を強くお薦めいたします 。
茗溪学園中学高等学校 http://www.meikei.ac.jp/

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