志願理由書

2016年05月22日

中学校入試、高校入試、大学入試、就職試験においては志願理由書(志望理由書)(志望動機)の提出が必要です。
志願理由書は、試験当日にテーマのわかる小論文とは違います。
入試までに、時間をかけて準備することのできる試験問題なのです。
試験は、志願理由書を書く時からスタートしています。
志望校、志望学部、志望就職先をしっかり調査し、自己分析を遂行し、文章の内容も文字も丁寧に書き上げて完成させれば、より良い志願理由書を書くことができます。

 

まず、自分の入りたい学校や会社に関して、パンフレットなどの資料を集めます。
学校訪問、体験入学、企業訪問を行い、実際に見てみます。その時に、疑問点や知りたいことを質問します。
実際に在学、在社している方々の話を伺うのも一案です。
しっかりと、志望先を調査、研究します。

 

次に本格的な自己分析です。
漠然と、自分はこんな人間だと思っているだけでは不足です。
「私とは」に関して、頭の中にあることを、一度ありったけ書き出してみます。
それらを、仲間ごとに分類して、自分像をまとめます。
家族や友人など周囲の意見を聞くことも大切です。
自分では見えていない部分を教えてくれる意見に出会う可能性が大です。
自分をはっきり知り、理解すると、志望先のデータと自分自身を突き合わせて照合した時、足りない部分が見えたら、クリアするためにどうすればよいのかがわかります。

 

最後に、内容も文字も丁寧な志願理由書を書きます。
志望先を調査、研究したこと、自己分析して知った自分に基づいて、文章にしてまとめます。
志望動機、入学したら何を学び、卒業後はどうしたのいか(就職活動の場合は、志望動機、何故その会社を選んだのか、入社したら何をしたいのか、将来の構想や展望は何なのか)を自分の言葉で、心を込めて丁寧に書きます。
自分の経験や体験に沿った具体例を入れると、相手にも伝わりやすい、説得力を持ったものになります。
それは、志願理由書を書いてから時間が経過していても、面接で質問された時、明確に答えられることにつながります。
自筆の場合、見た目も重要です。
誤字脱字、筆圧のない薄い文字、極端に小さい文字、雑な文字は、採点者にとって読みにくいものです。
好印象を与える、丁寧な文字で書くことも忘れてはいけません。

 

志願理由書を書くまでには時間の余裕があります。
時間をたっぷりかけて、できるだけ多くの資料を集めて、色々な意見を聞きながら、遂行を重ねて、自分の志願理由書を完成させましょう。

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