春野菜・山菜

2016年04月28日

たけのこ、ツタンカーメンのえんどう豆、夏みかんをそれぞれ違う方からいただきました。
旬ではなくても、キュウリやナスなど多くの野菜を一年中食すことができますが、やはり旬のものを食べるとおいしさは格別です。
まして、人様が「どうぞ」とくださったものだから、その気持ちが嬉しくて、おいしさが倍増します。
たけのこは、酢味噌あえと煮物、ツタンカーメンは豆ごはん、夏みかんはヨーグルトデザートにしていただきました。
春は、わらび、ぜんまい、ふきなど、あく抜きの必要な手間暇かかる山菜が多いけれど、独特の風味に舌鼓です。

 

「君がため春の野に出で若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ」(光孝天皇)【あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。】
「明日よりは春菜摘まむと標めし野に 昨日も今日も雪は降りつつ」(山部赤人)【明日こそ春菜を採ろうと思うのに、昨日も今日も雪が降って積もってしまい、中々採ることができない。】
寒さの残る春の野原で、セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、フキノトウなどを摘んでいるのですね。
縄文・弥生の時代から、人々が食べていた数々の山菜や野草の中のほんの一部になるけれど、変わらない食文化が続いています。

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