2023年度小論文対策テーマ集
2023年08月28日
小論文に取り組む際には、課題テーマに関する十分な背景知識を持つことが不可欠です。2023年度の課題テーマを21個整理しましたので、参考にしていただければと思います。尚、情報は日々更新され、変化しています。自身で最新の情報を確認してください。
1.マイナンバーカードと健康保険証問題
マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」について、別人の情報が誤ってひも付けられるミスが発覚しています。 この問題に対しては、厚生労働省が対策を講じる方針を示しています。また、マイナ保険証の利用には、個人情報の管理やプライバシー保護に十分注意することが必要です。
詳細情報をクリック→マイナ保険証(マイナンバーカード)のデメリットと問題点
2.AIに代替されない職業、される職業
AIに代替されない職業として、人間の感性や判断力が必要とされる職業が挙げられます。 例えば、芸術家、作家、音楽家、デザイナー、教師、看護師、医師、弁護士などです。 また、AIに代替されにくい職業としては、人間のコミュニケーション能力が求められる職業が挙げられます。
詳細情報をクリック→AIに仕事を代替される職業・されない職業
3.円安の日本経済に及ぼす影響
円安が日本経済に与える影響は、輸出産業にとってはプラスの影響をもたらす一方、輸入産業にとってはマイナスの影響をもたらすことがあります。 また、円安が進むと、海外からの観光客が増えることで、観光業にプラスの影響を与えることもあります。 しかし、円安が進むことで、輸入品の価格が上昇することで物価上昇を招く可能性があるため、注意が必要です。
詳細情報をクリック→日本円に何が起きている? 止まらない円安とその影響
4.少子化対策の課題
少子化対策の課題として、若者の雇用安定や児童手当の拡充による経済的負担の軽減などの幅広い施策が必要です。 少子化対策のさらなる拡充によって、家族関係社会支出の対GDP比を現在の1.9%から諸外国並みの3%に引き上げることが求められています。
詳細情報をクリック→日本人が知らないフランス「少子化対策」真の凄さ
5.移民受け入れの課題
移民受け入れには、多様な問題があります。移民を受け入れることで、社会保障制度を適用する人口の増加や悪用などの危険性も出てきますが、根本的に社会保障制度を成立させるための人口が必要となるため、受け入れるメリットの方が大きいと考えられます。 一方で、移民を受け入れることで、文化や言語の違いから生じる摩擦や、労働市場への影響などの問題もあります。 また、移民を受け入れることで、治安上の問題が発生する可能性もあるため、注意が必要です。
詳細情報をクリック→移民とは?どのような問題があり、どのような政策が行われているの?
6.教育現場は言語生成AIとの向き合い方
生成AIが教育現場に登場したことで、教育現場における生成AI活用の是非が議論されています。生成AIの利用は、適切な活用事例と不適切な活用事例があります。文部科学省は、初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドラインを発表しています。 このガイドラインでは、教育現場における生成AI活用は、限定的な利用から始めることが求められています。 また、児童生徒が学校外で生成AIを利用する可能性をふまえて、ファクトチェックなどのAI時代に必要なリテラシーの向上を図ることも求められています。
詳細情報をクリック→教育現場はChatGPTなど生成系AI(生成AI)とどう向き合うか?
7.デジタル化の遅れの原因
デジタル化が進まない理由には、情報セキュリティやプライバシー漏えいへの不安、利用する人のリテラシーが不足していること、デジタルでの業務利活用が不十分であること、通信インフラが不十分であること、情報端末が十分に行きわたっていないこと、利用者がデジタルに対する抵抗感をもっていることなどがあります。 また、日本のデジタル化が遅れている理由は、優れたIT人材の不足、変化に対する企業対応力の低さ、ビッグデータの未活用などが原因です。 一方で、レガシーシステムの使用に伴うランニングコストや運用負担、セキュリティリスクの増大なども原因とされています。
詳細情報をクリック→日本のデジタル化はなぜ遅れてる?
8.自動運転の課題
自動運転の課題には、事故責任の所在が不明確、ハッキングによる犯罪の可能性、緊急時のドライバーの対応、交通産業の労働人口の減少などがあります。 また、自動運転車が普及したあとは、多種多様なシステムを盛り込んだ自動運転車が国境を越えてさまざまな国で走行することになるため、国際的なルールづくりも必須となります。
詳細情報をクリック→自動運転の課題
9.ダイバーシティの課題
ダイバーシティの課題としては、多様な人材を受け入れることによるコミュニケーション障害、多様な価値観によるトラブル、ハラスメントの増加リスクがあることが挙げられます。
詳細情報をクリック→ダイバーシティ(多様性)とは?
10.シングルマザー・ファーザーの課題
シングルマザー・ファーザーの課題としては、貧困率が高いことが挙げられます。シングルマザーの場合、正規雇用に就きづらいことや、養育費がもらえないことが理由の一つです。 また、シングルファーザーの場合、家事や子育てに追われてフルタイムで仕事ができない現状であることも貧困に陥りやすい要因です。
詳細情報をクリック→シングルマザー(母子家庭)の貧困率が高い理由とは?
11.TPPの目的
TPPとは、「環太平洋経済連携協定(Trans-Pacific Partnership Agreement)」の略称です。加盟国間での関税の撤廃などにより、自由貿易の促進・拡大を図ること目的としています。TPPのメリットには、関税を撤廃することによって、畜産、農産(肉・野菜・果物・乳製品)などの輸入食品類が安くなること、関税を大きく引き下げることで貿易の自由化が進み、日本製品の輸出額が増大することが見込まれること、整備及び貿易障壁を撤廃によって、国内に存在する大手の製造業を営む企業にとっては、貿易の効率化が見込める為、利益が増えるとされていることなどがあります。
詳細情報をクリック→TPPとは?メリットやデメリット
12.食品ロスの課題
食品ロスの課題には、環境負荷や資源の無駄使いなどの問題を招くこと、食品を焼却処理する際に排出されるCO2が地球温暖化の要因となる温室効果を助長することなどがあります。
詳細情報をクリック→食品ロスの現状とは?日本と世界における現状・問題点を解説
13.ヤングケアラーの課題
ヤングケアラーとは、18歳未満の子どもが、家族の世話をする頻度や時間が多いという問題点があります。ヤングケアラーが抱える問題には、不登校や遅刻気味になること、交友関係を築きにくくなること、睡眠不足・栄養不足など健康面に影響すること、進学や一人暮らしなど自立の機会がなくなることなどがあります。
詳細情報をクリック→ヤングケアラーとは?現状の問題点と支援の形
14.若者の投票率低下問題
若者の投票率低下問題についてですね。若者の投票率が低下している原因は、政治に対する関心の低下や、選挙制度に対する不信感などが挙げられます。また、若者の投票率が低いことで、政治家が若者の意見を無視することがあるため、若者自身が政治に関心を持ち、投票することが重要だとされています。日本の若者の投票率は、欧米諸国と比べても低い傾向にあります。総務省によると、日本の衆院選挙の投票率は2014年に戦後最低となる52・66%を記録。その後も5割ほどの低水準で推移している。中でも特に20代が低く、14年以後、3割あまりしか投票に行っていない。この問題を解決するためには、若者自身が政治に関心を持ち、投票することが重要です。また、政治家側も若者の意見を取り入れることで、若者の関心を引き付けることができます。
詳細情報をクリック→若者の選挙離れの原因とは?
15.ペット投棄問題
ペット投棄問題は、ペットを飼うことに対する責任感の欠如や、飼い主がペットを飼うことに対する理解不足が原因とされています。 また、ペットを飼うことによる費用負担や、ペットの飼育に必要な時間や労力が理由で、ペットを捨てる人もいます。
詳細情報をクリック→日本における犬猫の殺処分の実態
16.引きこもり問題
「引きこもり問題」とは、長期間にわたって家から出ずに生活する「ひきこもり」が社会問題化していることを指します。 ひきこもりの原因は、さまざまな要因が重なり合って起こる現象であり、原因もひとつではありません。 ひきこもりは、長期化すればするほど、社会生活の再開が本人や家族にとって難しくなっていきます。
詳細情報をクリック→ひきこもりとは? 中高年のひきこもり8050問題
17.老々介護問題
「老々介護問題」とは、高齢者同士で介護をする「老老介護」が社会問題化していることを指します。 介護者も高齢であるため、介護疲れによって介護する側も倒れてしまう「共倒れ」となるリスクが高く、近年社会問題となっています。 また、認知症患者数の増加に伴い、認知症高齢者が認知症高齢者の介護を行う「認認介護」も増えています。2 このような問題に対しては、老人ホームに入居する、グループホームを検討する、便利な介護サービスを利用するなどの解決策があります。
詳細情報をクリック→【簡単にわかる】老老介護とは?
18.トラックドライバー不足問題
トラックドライバー不足問題は、運輸業界においても課題となっています。2024年問題としても知られる、ドライバーの時間外労働などについて定めた基準が改正され、輸送力の低下などが心配されています。また、少子高齢化の影響もあり、ドライバー不足が深刻化しています。 この問題に対しては、ドライバーの労働環境改善や、自動運転技術の導入などが検討されています。
詳細情報をクリック→ドライバー不足の原因は? 物流の2024年問題について
19.食の貧困問題
「食の貧困」とは、食料を十分に確保できない状態にある人々が、健康的な食生活を送ることができない状態を指します。 日本でも、貧困層の子どもたちが栄養不足に陥っていることが問題視されています。 この問題に対しては、食料支援や、貧困層の子どもたちに対する給食の提供などが行われています。
詳細情報をクリック→日本で広がる「新たな飢餓」?子どもたちの食糧事情とは
20.フードダイバーシティー
フードダイバーシティーとは、直訳すると「食の多様性」を意味する概念で、一般的には、宗教や地域の違いによって食品や料理などの食習慣・食文化が世界で多様に存在することを指します。
詳細情報をクリック→フードダイバーシティとは?多様性を理解し観光復興に生かす
21.学童保育待機児童問題
学童保育待機児童問題の論点を整理すると、①保育サービスの利用児童数が増加してきた一方で、待機児童が発生していること。②子育てで大変だと思うこととしては、「経済的負担の増加」が挙げられること。③教育・保育施設等を利用せず、家庭等で育つ児童がいること。④学童クラブの整備が進み、登録児童数は増加しているが、待機児童が発生していること。⑤2015年頃から被扶養者(専業主婦等)世帯の出生率が低下し始め、保育所の整備は非常に有効な少子化対策であること。
詳細情報をクリック→学童の待機児童が減らない! 共働き家庭、放課後に子どもをどこに預ける?
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