読書感想文

2016年04月27日

中学・高校と、夏休みの宿題には読書感想文の宿題が必ずありました。
作文と同じように文章を書きますが、読書感想文を書く前提には、必ず本を読むことがあります。
かつては、本を読んで、感動したり、疑問に感じたり、共感したりの箇所に、所有している本なら線を引いたり、ページ上部を三角折にしたりして、感想文を書くときに、もう一度考えられるよう目印をつけていました。
この方法は、時が経って再読したときに、目印があるためにかえって読みにくく、その時の感じ方と、時を経た感じ方では、歳を重ねるに比例して、それなりに考え方も変化しているものだから、本に引かれた線が余計な汚れに見えたりします。
今は、付箋(ふせん)という便利な紙があるので重宝しています。
「多読術」著作者の松岡正剛さんは、鉛筆でも赤ボールペンでも、読みながら印をつけていく、マーキングすることを勧められています。
マーキングすると、読みに徹することができる、再読するときにやたらにスピードがあがるという2点の効用を述べられています。
これは、本をノートとみなし、すでに書き込みがしてあるノートを読みながら編集する、リデザインすることが、「マーキング読書法」の愉快なところだとおっしゃっています。
説得力がありますが、本をきれいにしておきたい気持ちが勝るので、活用に至っておりません。
読書感想文を書くと、反発や共感、同情や羨望、疑問や新しい気付きなど、何をどう感じたのか、自分の考えが目に見える形になります。
書くことで考えが深まります。人生観や世界観が広がっていくのではないでしょうか。

 

松岡正剛著の「多読術」は、冒頭から多読・少読・広読・狭読・粗読・精読・食読などの様々な読書方法の熟語が出てくるし、読書遍歴が始まった理由や、編集工学、キーブック、鳥の目と足の目など、多読をされている著者だからこその豊富な知識から繰り出される言葉に引き込まれ、一気に読み上げられる実に楽しい本です。一度、松岡さんの仕事場の5,6万冊ほどの蔵書を拝見したいものです。

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