レポート
2016年05月10日
広辞苑によると、レポートとは「報告。報道。報告書。学術研究報告書」となっています。
口頭や文章で報告するレポートは、どう書けばいいのでしょうか。
課せられたレポートが、「何を求めているのか」を明確に理解することが出発点になります。
結論を考えてから書いていきます。レポートにはいろいろな種類があります。
牧野植物園の「すみれ・たんぽぽ展」では、市民の皆さんから送られてきたタンポポ調査用紙を分析して、高知県内の市町村別分布マップを作成していました。これをレポートとしてまとめるなら、送られてきた調査用紙がデータであり、それらが根拠になります。結果として、すみれ種類トップは香美市で24種類、タンポポ種類トップは大豊町と梼原町で8種類という報告書ができあがります。
「アサガオの一日」というレポートでは、時間の経過に従って定期的に観測して得た値を整理して、時系列に書いていきます。
警察官が窃盗犯を逮捕して、そのあらましをレポートするのも時系列になります。
「英米文学の比較」であれば、イギリスとアメリカの文学について、文献を引用したり参考にしたりして、自分の意見を述べていきます。
レポートのテーマによっては、「型」にはめ込んだ文章にすると、報告する相手に、自分の意見や考えを、はっきりと伝えることができます。
序論、本論、結論の5つの段落で構成されている5段落エッセイで、レポートを書いてみましょう。
序論冒頭で結論を述べる事から始めると、そのレポートはどういうことが書いてあるのか、相手がすぐに判断できます。
研究や調査などの報告書、学生が課題として提出する小論文、会社で新製品の企画を提案する企画書、新聞や放送などで実情や状況を報告・報道することなど、たくさんのレポートがあります。
どのレポートでも「何が求められているのか」を見誤らないことが大切です。
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