クリエイティブシンキング(Creative thinking)

2016年05月23日

クリエイティブシンキングは創造的思考と訳されます。
創造的な考え方で、新しいものを生み出したり、問題を解決したりする思考法のことです。
新しいものを生み出すといっても、何もない「無」から「有」を創造するのではありません。
「既存のもの」を見つめなおし、それを何かと置き換えたり、組み合わせたりして、新しい機能や魅力を持つものを創造するのです。
情報収集のアンテナを張ること、思考ツールを使うこと、新しいもののアイデアが実現するまで熟考を重ね続けること、或いは問題が解決するまでその「問い」を持ち続けることが、クリエイティブシンキングには欠かせません。

 

情報収集のアンテナを張って、より多くの情報を入手することで、新しいものを生み出したり、問題を解決したりする方法の選択肢が広がります。
例えば、料理を作るとき、食材が、お米とお塩だけであったら、おにぎり、おかゆ、おもちと、作れる料理は限られてしまいます。
お肉、お魚、お野菜、果物に、お砂糖やお味噌などの調味料もあれば、作れる料理はぐんと広がります。
焼く、煮る、炒める、揚げるなどの調理方法、更には、日本料理、中華料理、フランス料理、イタリア料理などの知識もあれば、作れる料理は一層増えます。
食材を置き換えたり、調理方法と組み合わせたりして新しい料理を生み出すことができます。

 

思考ツールを使うと、より多くのアイデアを出すことができます。
ブレインストーミング(4月15日 ブログ)などの思考ツールは、ルールが決まっているので、そのルールに沿って考えていくことにより、思い込みや先入観から離れられ、より多くのアイデアを出すことができるのです。
例えば、「トマトとすいかの違いについて、20書き出しましょう」の「問い」に対しては、ブレインストーミングで、無理矢理でも20のアイデア(「答え」)を出すことによって、クリエイティブシンキングの思考力が鍛えられます。

 

新しいものを生み出したり、問題を解決したりすることは、短時間では成し得ません。「ローマは一日にして成らず」です。
時間をかけて、時に一休みしても、アイデアが形になるまで、あきらめないことです。
「問い」を持ち続けることです。その姿勢が、何よりも肝要なのです。

 

好奇心を原動力にして、問題解決までの障壁を一つ一つクリアしていきましょう。その過程もクリエイティブシンキングです。
アンテナを張って情報収集を行い、思考ツールを用いて分類、整理して、新しいものの創造や、問題解決のためにクリエイティブシンキングを活用しましょう。

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